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三大栄養素「PFC」について

理学療法士の藤田です。

健康の維持や身体づくりをしていく上で、食事により体へ栄養を与えることは欠かせません。また、摂取するカロリーだけを意識するのではなく、食事の内容が偏らないように心がけることも大切になります。そのため今回は、三大栄養素「PFC」について紹介させていただきます。

「PFC」とは、私たちが活動する際のエネルギー源となる三大栄養素であるタンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取った言葉です。

1グラムあたりのカロリーは、タンパク質・炭水化物が4kcal、脂質が9kcalとなっています。

上記の三大栄養素(PFC)をカロリーに換算し、摂取カロリーのうちそれぞれの栄養素がどれくらいの割合を占めているか表した比率のことを「PFCバランス」と言います。

生活習慣病の予防・改善の指標となるPFCバランスの比率は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020)」によると、以下のように提示されています。

P(タンパク質):13-20% ※50-64歳は14-20%、65歳以上は15-20%

F(脂質):20-30%

C(炭水化物):50-65%

*栄養素の値は概ねの値を示したものであり、その他栄養素の摂取量に十分配慮し、状況に応じたバランスを考慮するべきとされています。

これらの栄養素は、商品のラベル(栄養成分表示)で確認することができます。

また、PFCバランスを計算してくれる便利なアプリもあります。

PFCバランスを意識して、より健康的な食生活づくりにお役立てください。

藤田直輝